文香という言葉をご存知でしょうか?

まるで人の名前のような言葉ですが、この歴史は日本で大変古いものだそうです。時代は、平安時代、紫式部や清少納言が描いた世界ですよね。

この頃、いわゆるラブレターが男女の仲で交わさていました。また、ただの恋文ではなく、直接本人に渡るとは限らない為、その手紙で差出人の品定めをされる事も少なくありませんでした。

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そうなると、文章だけでなく、どんなもてなしをするのかという中に、お香の匂いを焚きつけるという方法が取り入れられていたようです。

この風習を受け継ぎ、現在もこれを取り入れている方も少なくありません。もちろん、昔と意味合いは変わってきていますが、手紙を手書きで書くことにより自分の想いを届け、さらに封筒を開けたときの香りで、相手に想いを届けるという粋な方法です。香りによって、季節を届ける事もできる優れものです。

これは、和紙などに香木などを砕いて包んでいるのものです。中には、紙にもこだわり、ちりめんを使ったり、麻の布で作った小袋=匂い袋などを使う方もおられます。最近では、お香を忍ばせているシールタイプという手軽な物もありますよ。

3~5個ぐらい入り、文房具屋さんでも、オンラインショップでも販売されていますので是非試してみてください。